2012.06.26 Tuesday
男鹿温泉郷の朝と夜
男鹿温泉郷の一角。
男鹿滞在最終日の朝、訳あって男鹿温泉郷を去ることになった男性と、
この地での最後のひとときを過ごした。
彼は男鹿温泉郷の発展に力を尽くし、また太鼓集団「なまはげ郷神楽」の
成長を支え続けた男でした。
今後の予定も定かでない状況ながら、明るく応じてくれました。
ところが、こういう時の会話は至って苦手な私です。
「若い頃の放浪癖が再発したと思って、しばらくどこかを歩いてくれば」と。
こんな言葉がしばしの別れにふさわしいかどうか、たくましい彼にはそれでよかったかとも思ったり。
「そもそも奥さんとは放浪の旅で巡り会い、一緒になったんだからね」とも一言。
彼は我が長男と同い年のはず。いとおしいんですよ。いずれにしてもまだ若い。
男鹿温泉郷の夜はこれ。秋田三味線です。
5年来ずっとすばらしい音色に魅了されてきました。
彼は昨年の秋田三味線全国大会で第一位を獲得していたのです。これはすばらしい。
父子の競演がまたすばらしい。
彼が名演奏を披露するのは親子で営む小さな小料理屋「福の屋」。
さて、500メートル四方にも足らないほどの小さな「男鹿温泉郷」
土産物屋は一軒も無い、そんな小さな郷です。
三味線は「福の屋」
旅館は秋田美人で笑顔がすばらしい若女将の網元の旅館「男鹿萬世閣」へどうぞ。